~ビッグデータから見る被曝とガン~
書籍 2023年4月18日掲載
出版社 風媒社
発行日 2022年10月
価格 1000円+税
サイズ A5判並製 89頁
著者 山田國廣、 中村修
著者紹介
山田國廣[ヤマダクニヒロ]
工学博士、エコロジスト、京都精華大学名誉教授。環境問題を総合的に把握し、解決する環境学の立場から研究活動を続ける
中村修[ナカムラオサム]
農学博士。京都精華大学、長崎大学教員を経て、一般社団法人循環のまちづくり研究所代表理事。生ごみ資源化、資源循環のまちづくりについて地域で活動
本の紹介:背戸柳 勝也
※この本は2016年3月13日開催の第5回原発ゼロへのカウントダウンinかわさき集会のゲストスピーカー 秋山豊寛氏(元日本初の宇宙飛行士)から紹介されました。
概要
東日本12都県で急増するガン、東京都と神奈川県の合計は60万人を超え、増え続けている。「病院内がん登録」データを読み解き、その実態を報告する衝撃のレポート。ビッグデータがあぶり出す原発事故の〈健康被害〉。
東京都と神奈川県の26種のガンとその他とする全がん分析データ付が付いており、科学的に計算された本来の推測数と実際の罹患数が比較されています。東京も神奈川も特に5年後の2016年から、罹患者が急増しています。推測値の50%を超えるケースがほとんどです。
国が、原発推進へ舵を切った今、「本当に原発は安全なのか、安全神話を信じていいのか」を改めて問い直す一冊です。「命こそ宝」の重みを今一度こころに刻みましょう。
目次
1 発がんの仕組み
2 東京でがんが増えている
3 トレンド分析
4 東京都のトレンド分析
5 登録拠点病院の数と登録数
6 原発事故によるがんの増加とXさん―「増加数」と「寄与率」
7 東京都 がんごとのトレンド分析
8 神奈川県 がんごとのトレンド分析
9 原発事故の影響が大きい12都県の概要
10 日本における被爆研究