2017.3.12 第6回原発ゼロへのカウントダウンinかわさき　集会 – 原発ゼロへのカウントダウンinかわさき

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２０１７年３月１２日に川崎市中原平和公園で開催されました第６回原発ゼロへのカウントダウンinかわさき集会は、１５００名の参加で行われました。集会のあと参加者は、武蔵小杉駅まで、「原発をなくそう！」の声をあげてパレードを行いました。
今回多くの人の参加は、川崎市内１２カ所での集会開催を知らせる宣伝を行ったことで、認知度が高まったことによります。

プログラム
会場案内
集会宣言
デモコール
賛同人
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集会案内チラシ
集会ポスター

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会場案内

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集会宣言

　福島の原発事故はまだまだ続いています。福島の小児甲状腺がんは184人に上っています。北茨城市でも3人の子どもにみつかるなど福島の近隣の都県にも広がっています。国は年20ミリシーベルト以下なら健康に被害はないと言つていますが、福島県立医大付属病院の記録では、白内障、緑内障、狭心症などの多くの病気が原発事故以降増加しています。

　子どもの状況を心配したお母さんたちは、とりあえず自主避難をしました。現在、福島からの県外避難者の数は、3万9598人、神奈川には2792人に上ります。福島県は家賃補助で対応しました。ところが、福島の状況は少しも改善されていないのに、家賃補助をこの3月 31日で打ち切ることにしました。福島へ帰れば放射能の恐怖、川崎に残れば貧困のおそれが待っています。国策として原発を推し進めておいて、このような究極の選択を迫る私たちの国、日本はどういう国なのでしょうカ。同じレベル7の事故を起こしたチェルノブイリ原発の周辺国であるロシア、ウクライナ、ベラルーシでは、事故から5年後にチェルノブイリ法を成立させまた。それによれば、年間5ミリシーベルト以上の地域に住んでいる人に移住の義務があります。経済規模がずつと低い国のほうが、国民の健康に対して手厚い補償をしているのです。

　日本の原発安全神話は全くのウソであることが明らかになりました。そのウソのツケがいま電力会社に回つてきています。事故の処理費用を2013年に11兆円と見積もつていました。ところが、2016年になって見積もりは20兆円となり、まだまだ増える見込みです。「原発の発電コストは安い」という神話もウソとなったのです。

　そして、もう一つの神話「原発は準国産ェネルギー」もウソとなりました。これは電力を作れば作るほど原発の燃料であるプルトニウムが増えていくという、高速増殖炉を中心とした核燃料サイクルが働いて、初めて実現する技術です。高
速増殖炉の原型炉「もんじゅ」は、 1兆 3000億円という巨費を費やした結果、昨年やっと実験失敗と結論が出て廃炉が決まりました。

　原発を推進する人たちの主張、「原発は、安全、安い、準国産ェネルギー」は、ことごとくウソであることが明らかになりました。そこで、私たちは次のことを宣言します。

○ 福島県と国は、自主避難者の家賃補助の打ち切りをやめろ。
○ 住民の合意のない避難指示解除はやめろ。
○ 被災者の被ばく線量を子ども・被災者支援法の趣旨に則り、年間 1ミリシーベルト以下に引き下げよ。
○ エネルギー基本計画から原発を除き、再生可能エネルギー中心の社会を実現せよ。
○ 原発の輸出はやめ、地域に即したエネルギー開発に協力し、環境と社会を保全せよ。
○ 電力会社は、原発などで働く被ばく労働者の重層的ピンハネ構造を改め、将来にわたる健康管理を速やかに行うようにせよ。
○東京電力は福島の事故処理費用の積み立て不足を、経営判断の過ちと認め、電力使用者にツケを回すな。
○ 六ヶ所の再処理工場は稼働していない。破綻した核燃料サイクルから撤退せよ。
○ 処分・処理の方法が確立していない、高レベル放射性廃棄物の量をさらに増やす、原発の再稼働に反対する。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2017年 13月 12日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　原発ゼロヘのカウントダウンinかわさき集会参加者一同